日本のみなさんを健康にするために日々邁進されているフィットネスパーソンに着目して、サービスを始めたきっかけや想い、今後の目標をインタビューする企画「創業秘話」。
今回は、都内でご自身のジムを経営されている鈴木さんにお話を伺いました。
なぜご自身でジムをパーソナルジムを開業されたのか。そして、サービスに込められた想いとは!?

鈴木 太郎(すずき たろう)
明治大学国際日本学部卒業後、サントリーホールディングスへ入社、法人営業部門を担当。25歳で同社を退職後に世界一周旅行。世界を旅しながら独学でWEBメディア運営開始し、 27歳の時にフランスへ渡りフリーランスとして活動。物販、民泊、WEBメディア運営などを事業として行う。帰国後に(株)MIGRIDS創業。一棟貸切宿の運営やフィッ トネスメディアの運営を開始。
2019年にパーソナルジムELEMENTを東京・世田谷区にてスタート。2025年現在、ELEMENTを首都圏を中心に54店舗展開中。
太郎@MIGRIDS代表
鈴木太郎-1人で勝たない店舗経営術
運動を習慣化するという目的を達成する

Q:鈴木さんのこれまでの経歴について教えて下さい。
大学卒業後、新卒でサントリーホールディングスに入社し、酒類の法人営業部署に配属。スーパーマーケットや酒販店を担当し、家庭用商品の営業に携わっておりました。
ただ、学生時代から抱いていた「海外で仕事がしたい」という思いを捨てきれず、3年で退職。その後は独学で物販やWebメディアの運営についてを学ぶように。
そしてワーキングホリデーを利用してフランスへ渡り、現地ブランドの物販事業を立ち上げ、事業を開始。
物販が軌道に乗ってからは、パリでの民泊事業を展開したり、Webメディアを通じた広告事業にも注力をしていました。
日本に帰国後は、2018年に株式会社MIGRIDSを創業し、民泊事業の経験を活かした宿泊事業などを開始。
また、宿泊事業を運営のかたわらでフィットネスメディアを多数立ち上げ、主にパーソナルジムやヨガスタジオなどの集客支援を行っていました。
Q:なぜフィットネスに携わっているのですか?
フィットネス事業に携わるようになった原点は、学生時代のアメリカンフットボール経験にあります。
当時、強くなるために始めたウエイトトレーニングやサプリメントの研究が、いつしか自分にとって大きな楽しみになっていました。
社会人になって競技からは離れたものの、トレーニングは今も生活に欠かせないものに。ウエイトトレーニングはもちろん、クロスフィットやランニングなども趣味として継続。
これほどまでに夢中になれるフィットネスの魅力を、もっと多くの人に伝えていきたいと思うようになりました。
そう思うようになったのは、日本のフィットネス参加率の低さを知ったことがきっかけ。
この状況を変え、業界全体をより良くしていきたいという想いから、現在の事業に携わるようになりました。
Q:サービスを始めたきっかけを教えて下さい。
直接のきっかけは、以前携わっていたフィットネスメディア事業での経験です。100以上のパーソナルジムを取材する中で、業界が抱える大きな課題に気づかされました。
それは、短期集中型のダイエットが主流となっているため、プログラム終了後のリバウンドや運動の挫折が後を絶たないという事実。この現実に驚き、強い問題意識を抱くようになりました。
そこで私たちが作ったのが、まったく新しい発想のパーソナルジム『ELEMENT』です。2019年の創業以来、短期ダイエットではなく、「運動が自然と生活の一部になること=習慣化」を唯一のゴールとしてサービスをスタート。
その「習慣化」という目的を達成するためにたどり着いた答えが、1回30分の短時間トレーニングと、業界初となる「毎日通い放題」のシステムです。これであれば心理的・時間的なハードルが低く、誰もが継続しやすいと考えました。
さらに2021年からは、フランチャイズ展開もスタートすることに。私たちの理念やサービスを本当に必要としている方々へ、もっと広く、もっとスピーディーに届けていくためには、店舗数の拡大が不可欠だと判断したためです。
成果をともに喜び、ときに支え合いながら、信頼できる伴走者として並走していく

Q:鈴木さんがサービスに込めた想いを教えて下さい。
ELEMENTが目指しているのは、お客様の人生における「健やかな時間」を拡張することです。
運動を通じて新しい自分に出会い、できることが増えていく。その楽しさこそが、私たちが最も届けたい価値です。
私たちの役割は、短期的なダイエットや身体づくりのお手伝いだけではありません。
お客様が「これからの人生のために、運動と向き合おう」と踏み出した、その最初のパートナーになること。
それこそが、ELEMENTの使命だと考えています。
パーソナルジムというと、ストイックで厳しい場所という印象を持たれがちですが、私たちはまったく逆の存在でありたいと考えています。
むしろ、これまで運動に苦手意識を持っていた方や、ジムに通うなんて考えたこともなかったという方にこそ、お越しいただきたいと思っています。
そうした方々にとっての「最初のジム」でありたい。本気でそう願っています。
私たちの理想は、お客様がこう感じてくださることです。
「特に意識していなかったけど、ELEMENTに通うのが習慣になって、気づけばもう一年経っていた」
この「〜してしまっていた」という、ご本人も驚くような自然な状態をつくり出すこと。
その瞬間にこそ、私たちの仕事のすべてが詰まっていると感じています。
Q:お客様と接する際のこだわりを教えて下さい。
ELEMENTは、お客様の「信頼できる伴走者」でありたいと願っています。
ダイエットやボディメイクといったゴールまで一緒に走り、そして、その先にある「運動が当たり前の毎日」まで、お客様を導いていく。
それが私たちの役割です。
もちろん、目に見える身体の変化は、大きな自信と喜びになります。
だからこそ、私たちはゴール達成という結果に本気です。
そのために必要な一つひとつのステップを、決して疎かにはしません。
ただ、私たちは「頑張れ!」と声をかけるだけの応援団ではありません。
お客様の状態と目標を深く理解し、「ゴールへの一番の近道は、今この一歩ですよ」と、的確なアドバイスを丁寧にお伝えします。
何かを押しつけたり、否定したりするのではなく、常にお客様に寄り添い、「どうすればもっと良くなるか」を一緒に探していくパートナーでありたいです。
運動が苦手な方、続けられるか不安な方こそ、私たちを頼ってください。
安心してゴールを目指せる環境が、ここにはあります。
成果を分かち合い、時には励まし、支え合う。お客様のすぐ隣で、同じペースで走り続けること。
それが、私たちの接客に込めたこだわりです。
ブランドとして成長していきたい

Q:今後の展望について教えて下さい。
ELEMENTの展望としては、2027年までに全国100店舗の展開を突破し、より多くの方へ運動の習慣化を届けられるブランドとして成長していきたいと考えています。
現在はウエイトトレーニングとマシンピラティスというサービスを主軸に展開していますが、お客様に価値を提供できるサービスを、ここからさらに増やしていきたいと思っています。
ELEMENTに通えば、どんな方でも運動が好きになる。
そんな環境づくりを目指して、今後も取り組んでまいります。
また、単にトレーニングやダイエットを指導したいというだけでなく、お客様の本質的な健康促進をサポートしたいと考えるトレーナーの方々にとって、「ELEMENTで働きたい」と思っていただけるような組織としても成長していきたいです。
何から始めたらいいかわからない方にこそ入会してほしい
Q:どんなお客様に入会してもらいたいですか?
これまで運動をしてこなかった方や、始めたい気持ちはあるものの何から始めたらいいかわからない方にこそ入会してほしいと考えています。
過去に続かなかった経験があっても、身体に自信がなくても、最初の一歩を踏み出せるような空間を作りたいです。
また、短時間・定額・手ぶらで通える仕組みも、忙しい毎日の中でも無理なく続けられるように工夫しています。
どんな方でも、自分らしいペースで運動と向き合えて、「続けられるか不安だったけど、気づけば続いていた」そんな体験を一緒に積み重ねていけたら嬉しいです。
編集後記
今回は鈴木さんにお話を伺いました。ELEMENTは、何から始めたらいいかわからない方にぴったりのジムです。
私たちもより多くの方のフィットネスの入り口になれるよう、今後も情報発信を続けていこうと思います。
また、今回の鈴木さんのインタビュー記事を読んでELEMENTに興味を持った方はぜひ以下からカウンセリングに申し込んでみていただければと思います。
【ELEMENTの実際の環境】



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